変なお茶会
評価:
佐々木 マキ 絵本館 ¥ 1,050 (2000)
Amazonランキング:
87082位
Amazonおすすめ度: 美味しそうなココア! 宝物です 大人向け?子ども向け? |
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私が絵本屋さんになったら必ず置きたい絵本の一冊です。
小さめサイズのこの絵本には不思議な魅力が詰ってる。
まず出だしが宮沢賢治風の電報?のようなお手紙からはじまる。
そして大正ロマン、昭和初期を彷彿とさせる単純な色の印刷。
招待客はグローバル。
そして年に一度、お客が集まってやることは岩場から吹き出るココアでお茶会。
たったそれだけ。
しかも飲んだら「また来年」とみんな去ってゆく。
この短くも簡素な絵本の中には空間を楽しむ、もしくはそこから想像するゆとりが詰っていて何とも不思議な魅力を放っている。
そこから教訓めいたものを読み取ろうとか、感動しようとか、そんな三文芝居は無い。
本当にただ集まって変なお茶会が繰り広げられるだけ。
だけどふとしたと時に読み返しこの世界に入りたくなる衝動に駆られてしまうのはなぜだろう?
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